太鼓集団 天邪鬼 amanojaku 活動経歴 ロス太鼓フェス
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日程   2001年6月25日〜7月1日
場所   アメリカ ロスアンゼルス
   ロスアンゼルス太鼓フェスティバル
 メンバー 渡辺洋一・小川ひろみ・川名真由美
涌井晴美・影山伊作・渡辺大介
LA祭り太鼓の本郷氏から招待を受け、私達はロサンゼルスで行われるLA太鼓祭りにでかけた。
メンバーは、6人。渡辺先生・小川・川名・涌井・影山伊作・渡辺大介!
写真の整理をしてみたら、なんだか観光報告みたいになってしまった。
 
6月26日  18:00   成田空港 発
当初の予定では、楽器類は全て持ち込むはずだったのだが、予算の関係で最低限の楽器だけになってしまった。
現地調達できない、相生のセットや台類などを手荷物扱いで飛行機に乗せる!
オーバーチャージになるのではないかと、不安があったが、多少の超過だったので見逃してもらった?
12:00  ロサンゼルス空港 着
空港に着くと、本郷さん、籐舎清成氏、宮本卯之助商店の面々がお迎えに来て下さった。
太鼓カンファレンスの関係で、日本の和太鼓関係者は皆ここロサンゼルスに集結しているらしい?
(私達の宿泊したホテルニューオータニには、カンファレンスの名札を付けた人々ばかりだった)
夕方まで、ホテルで休んだ後、本郷氏籐舎氏と共に、夕食へ。
籐舎清成氏は、助六太鼓の創設者である。知る人ぞ知る和太鼓の達人!
私と小川は、和太鼓の基本をどれほど教えていただいたか知れない・・・。
今は、宮本卯之助商店が主催する「日本太鼓道場」の指導者。もちろん、籐舎流の小鼓の名手でもある。
籐舎氏のことを、私達は「元栄さん」と気軽に呼んでいるが、それは親愛の証!私の尊敬する御仁なのだ。
 本郷さんに連れられ、やってきたのは韓国料理。。。というか焼肉屋さん、
東京では考えられないダイナミックさで、韓国人のウェイトレスが網の肉をガンガン焼いてくれる。
1枚ずつ焼くなんて、チビチビしちゃいない。「がばっがばっ」って感じ?
食べきれないほどの、お肉とサンチュと、キムチ・ナムル・サラダ(ネギだらけだった?)ケジャン・チヂミなど、通常焼肉屋で見るありとあらゆるサイドメニューがテーブルいっぱいに並べられた。さすがに圧倒されたが、ここは大食感ぞろいの天邪鬼!残すなんて失礼はできません。見事きれいに平らげました。さすがに本郷さんも呆気にとられておりましたが・・・。
 食後に、夜景の美しい場所に連れていくね。と本郷さん。満腹のお腹をかかえグリフィスパークに向かいました。
グリフィスパーク
右から、籐舎氏・伊作・大介・小川・晴美

山の上にあるグリフィスパーク!
前方には、あのハリウッド山が見える。(ハリウッドの看板がある山のことでーす)
映画みたい!などと騒ぎながら、夜景を楽しみました。
ここは、名所になっているようで、大勢の人がおりました。
プラネタリウムがあったり、コンサートホールがあったり・・・
天井からつり下げられた大きな円球を使った時計など!
(伊作は英語が堪能なので、説明書きを読んでもらった)
山の上のため、少々寒さを感じた・・・
一面に広がるロサンゼルスの夜景。
ドジャーススタジアムの位置を、教えてもらった。
試合を見てみたかったなぁ。
渡辺先生も夜景を楽しむ!
6月27日    
 朝、遠藤ケニー氏と籐舎氏がホテルに迎えに来てくださった。
今日は一日、私達と行動を共にしてくれると言う。ナントありがたい。
ケニー氏は、日系の和太鼓奏者。今はハワイに住んでいるが、世界中を活動場所としているスゴイお方だ。
(来週は、バリ島に行くそうだ。今回は、太鼓カンファレンスのためにロスを訪れたらしい。)
私達がハワイに行くといつも、色々な面でサポートしてくださる。
以前、天邪鬼がソルトレイクシティに行った帰り、ハワイに寄った事があったのだが、その時天邪鬼のコンサートを企画してくれた。ラジオ番組の出演など、ハワイ滞在中の1週間、海で遊ぶ時間も取れないほど、活動させてもらったのだ。ケニーさんには、お世話になりっぱなし・・・。
ベニスビーチ
右から 
涌井・渡辺先生・小川・大介・伊作・籐舎氏・ケニー氏・ドナ

目の前に広がる一面の景色は、最高!
空は、透き通るような青さ。海は吸い込まれるような深い藍色。
なんて自然は素晴らしいんだ!
東京の汚れた空気と雑踏に身を置いていると、自然を感じる能力さえ、失われつつある。
さぁ。リフレッシュしよう。
きっと人間は、こういう何もない所からはじまったのだ。
自転車や、ランニング姿の人々が多く通る。
とってもゆったりとした空気が流れている。
なんだか、大きく深呼吸したくなって、空を見上げていたら、みんなは先に行ってしまった。置いていかないで・・・あたふたと大急ぎで走った・・・。どこがゆったり??
朝食を食べていなかったので、アメリカ流の朝御飯を!
ホットドッグとポテト、ピザ。
飲み物とセットで4$くらい。
ケチャップやマスタードが無造作に置いてある。
ホットドッグは、パンにソーセージがはさまっているだけで、あとは自分でタマネギやピクルスを好きなだけかける。
たっぷりかけて、大きな口でモゴモゴほおばろう。
何しろ、こちらはビッグサイズ。
ポテトの量は、半端じゃない。
1人前も、日本の4人分はある。
さすがに、ポテトは油臭くて残した!

ただ、明るい陽の下で食べる食事は元気が出る。
お行儀悪く、立ち食べでーす。

さぁ、飲み物片手にこれからショッピング!
なんと、ビーチサイドで見つけたのは・・・
マッスルビーチジム!
筋骨粒々の人々が、ダンベルやバーベルを持ち上げていた。
空の下でのウェイトトレーニングか・・・
私達も仲間にはいちゃう?
なんて話をしながら、しばらく観察しておりました。
さすがに、アメリカ人の扱う重量はすごい。
20キロのプレートを何枚も使って、ランジやデッドリフトをする。
女性の姿が見えなくて良かった。
私達、ライバル心が剥き出て、トレーニングを始めてしまったかもしれない。きゃーーー
空の下でのトレーニングに、後ろ髪を引かれながら、ショッピングショッピング!
ここは、ワイキキ通りをちょっとコンパクトにしたような、観光スポット!似顔絵書きや、アクセサリー、パレオ、CDなど、まさにお土産物屋が立ち並んでおりました。
ショッピングだぁ!と張り切っておりましたが、心惹かれる物がなく、ただただ道行く人を観察しておりました。
先生は、トレーニングパンツをお買い求め!
こちらは、ビッグなサイズが豊富だそうです。
次に訪れたのは、籐舎氏推薦のマリーナデルレイ。
葉山や逗子のマリーナと同じ、ヨットが所狭しと並んでおりました。
ここにヨットを持っているのは、ハイソな人なんだろうなぁ。っと、ためいき・・
マリーナデルレイ
 この後、イタリア料理を食べ、ショッピングセンターでお買い物をした後、天邪鬼一行は、明日行われるコンサート会場下見のためパサデュナシティカレッジに向かった。
会場は、2000人収容できるだけあって、舞台及び舞台袖の広さは和太鼓公演に十分なものである。
私達は、演奏に使用する楽器の確認をするため、舞台袖にある太鼓を見せてもらう事にした。
今回、本郷氏に借りる太鼓は、2尺太鼓×4貫・桶胴太鼓・ボルト締太鼓。(その他の楽器については、日本から持ち込んだ)
現地では、くり抜き太鼓(長胴太鼓)は大変高価で貴重であり、所有している太鼓のほとんどが桶胴太鼓や、ビア樽で作った樽太鼓ばかりだった。しかし、樽太鼓は一見すると長胴太鼓と見違えるほどである。
私達は、2尺の樽太鼓を4貫借りることにした。長胴太鼓を主体に使っている私達にとって、樽太鼓の音的な部分に関して、多少の心配が残ったがこれについては仕方がない。
本郷氏は、「2日前に出来上がったばかりなんです。こんな太鼓で申し訳ないですが・・・」と頬を紅潮させて言った。(ありがたく使わせてもらおう。)
その他の楽器や台の調整を済ませ、ホテルへ戻った。
コンサート当日
天邪鬼のリハーサルは12:00から2時間行われた。
早速、樽太鼓を打ってみる。最も心配だった樽太鼓の音質は想像していたよりも、はるかに良かった。
皮の張り具合も申し分なかったし、音のヌケもそれほど悪くない。
ただ、打ち始めて30分程した頃から、皮と胴の部分から「ビビビビッ」と音が出るようになった。これには大変とまどったが、すでに鋲打ちしてあるため、どうにもならない。
また、客席から音を聞いてみるとやはり音の厚み、音の広がりが少なく、長胴太鼓との違いを感じずにはいられなかった。
観客にこの音を聞かせるのは私達の本意ではない。本来の和太鼓の音圧を感じてもらうには、やはり長胴太鼓である。
長胴太鼓を持ち込めなかったことは、非常に残念であった。
 今回のゲストは、日本から八丈太鼓・炎太鼓(急きょ決まったらしい)天邪鬼。
そして、アメリカのLA祭り太鼓・光心太鼓・夢元太鼓・沖田組(みな本郷氏一門)、サンフランシスコ太鼓道場。
約1500人入った会場は、開演前から熱気と期待で盛り上がっていた。
各グループの演奏に、会場からは大きな歓声と拍手が湧き起こる。
本郷氏一門は、日本の伝統をふまえて創作された曲を演奏した。
サンフランシスコ太鼓道場は、大和魂を感じさせるスケールの大きい演奏を披露。
日本から参加した、八丈太鼓・炎太鼓・天邪鬼の演奏は、日本太鼓のあるべき姿を観客に伝えることが出来たであろう。
特に天邪鬼の演奏に至ってはスタンディングオベーション、私達は最大級の賛辞を受けた。
常に私達が海外公演で強く感じることは、観客の反応の良さである。
奏者からすれば、大変気持ちの良いものであり、奏者自身のボルテージを最大限に上げることが出来る。
しかし、一方では初めて見聞きする日本文化の珍しさ故の拍手喝采であることも、忘れてはならない。
会場へ向かう面々。
心が弾む!
ここが、コンサート会場。
パサデュナシティカレッジ
俄然やる気が湧いてきた。
舞台上では、LA祭太鼓がリハーサル中。
日本語の通じない人々が、日本の楽器を一所懸命演奏している。なんだか嬉しい。
控え室で、出番を待つ。
まずは、相生から、そして武人・若武者・打ち出し・怒濤。
観客の熱気に後押しされながら、のびのびとした演奏を披露できた。
打ち上げ会場

サンフランシスコ太鼓道場の田中さん。
八丈太鼓の浅沼さん。
祭り座の石倉さん。
籐舎氏。

渡辺先生を囲んで、太鼓談義。
30日
昨日のコンサートから一夜明けて、皆元気いっぱい!今日は遊ぶぞー!
っと、伊作は不調のため、ホテルでおやすみ・・・。
ユニバーサルスタジオ
楽しかったぁ。
たいして並ぶ事もなく、いろいろなアトラクションにトライできた。子供に返ったように、みんな無邪気に笑っていた。
楽しいイベントが終わり、私達は太鼓ジャムコンサートに出かけた。
太鼓コンサート鑑賞
夕方私達は、本郷氏の好意により、太鼓ジャムコンサートを鑑賞した。アメリカとカナダのチーム6団体が出演。
鑑賞を終えた私達は、深い疲れを感じた。
出演したチームからは、日本の和太鼓を感じることは全く出来なかった。
みな和太鼓を使ったパフォーマンスパーカッションである。
曲の途中にフラメンコが入ったり(何のつながりも見いだせない)、日本語か何か解らない言葉を叫び、曲のイントロ部分で使ったりする。目新しいと言えなくもないが、日本人の感覚からは、遠く離れたものばかりである。打法(テクニック)に関しても、洋楽パーカション的で、和太鼓の奏法としてみると、非常にレベルは低い。しかし、音楽的に優れた奏者は数多くいた。
彼らが求めているのは、日本の和太鼓ではなくて、和太鼓という楽器を使ったアメリカの新しい和太鼓文化。和太鼓の持つ本来の音の深み、伝統の継承などに関しては、全く興味がないのではないだろうか。
そして、私達を最も落胆させたことは、会場の異常な盛り上がり方である。
どうしてこの演奏に、割れんばかりの拍手が起きるのか、私達には理解できなかった。
これは、日本の和太鼓ではない。その事を演奏者も観客も承知しているのだろうか。
ただ、アメリカで和太鼓は相当人気があることは確かだ。
コンサートが終わると、レセプションが行われた。
いろいろな人に声をかけられ、たくさんの知人に会うことができた。本当に、みんなここに来ているんだ・・・。
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